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羽根の外側に白斑が目立つ

先の南硫黄調査で、調査隊員の上に次々と降ってきたのがこのクロウミツバメ。現在判明しているコロニーは世界中、他にありません!! 名前の通り、ツバメのような先割れの尾羽。シロハラより、アナドリよりゴツい額。この個体は56g、黒い鶏卵に脚が付いていると想像してください。しかも、水掻きは対サイズの割に大きい。その策餌の様子は船乗り曰く、「海の上を歩いて、魚をつかもうとしている」。シロハラは旋回しながら高度を上げ、進むべき方向を確認してす〜っと消えていきます。それに対し、クロアジサシはヒラヒラと湾内を旋回しながら海面から少し上がったり下がったり・・・海面すれすれで瀬戸へ出て行きました。
なお昨年も同時期、同とびうお桟橋でクロウミツバメが保護されています(2013/ 05/ 13,by OWA職員 Thnks!)。今回は、入港日に出発準備で忙しいDiving船スタッフが保護してくれました。ありがとうございます〜!皆さんも、お散歩がてらor帰り道にちょっと寄り道してみてください。そして万一、漂っている鳥がいたらご連絡を!!

鳥獣RESCUE&「あかぽっぽダイヤル」080-2035-807

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US機のようなプロポーションで、海面を走って離陸!!

小笠原では春と秋の2回、曇った夜空から鳥が降ってきます。秋はおなじみ、この海域でよく見られるオナガミズナギドリの巣立ち個体。一方の春は、繁殖のために島周りにやってきた親鳥たち(アオウミガメに重なりますね!)。種類はシロハラミズナギドリがメインですが、父島ではセグロミズナギドリが混じります。

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夏羽は、陽射しに映えるライオン・カラー!!

内地は猛暑?! それに引き替え、いつまでも寒い小笠原・・・
まだまだイソヒヨドリやメジロのヒナ声が聴こえますね。
でも、暦通りに衣替えをしている鳥たちもいます。
もう目にした方も多いかも・・・そう、よくグラウンドにいますよね!
「白鷺」と一括りにされる白色サギの中では小柄な「アマサギ」です。
日本国内では夏鳥とされますが、小笠原では通年見られます。
図鑑ではバッタやカエル、ハエなども食べるとされていますが、小笠原では何を食べているのでしょうか?十分採餌できているようで、これまで衰弱で保護されたことはありません!(交通事故のみ)。

*似たサイズの「コサギ」は、脚の先に黄色いブーツを履いているのですぐ判ります。さらに、よく見ると後頭部からピヨンと飾り羽根が出ています。

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白く輝く姿からは、想像できない愛らしいダミ声で歌います

聟島列島へ調査に行きました。むむっ、海上を飛びまわる白く大きい鳥が・・・アジサシのような体つき・・・・・・近づいてくると、印象的な赤く伸びる尾が! 火山列島まで行かないと会えないアカオネッタイチョウ! 夏のお年玉の気分になりましたが、同時に西之島のことも心配になりました。あの噴火の中で、旧島がジリジリ包囲されています。なんとか海鳥たちの繁殖地や、へばりついて頑張っている植生が残ってほしいのですが。

シロアリ羽化の翌朝は、いつもに増して鳥たちが道路に降りてきます。メジロもイソヒヨドリも、そしてハシナガウグイスも・・・シロアリは彼らにとって最高のタンパク源!? 車道は餌が探しやすく、端の溝にはシロアリがたまっていて、こんなに効率の良いレストランはありません。15年前は・・・お腹パンパンになって、来るとき通ってきた金網にはまって死んでいるオオヒキガエルもいました。体長15cmあまり、最近このサイズは目にしません。1512シロアリ羽化第一波140422の翌々日、宮之浜道〜扇浦間で3羽のメジロが轢かれていました。。。鳥に優しい運転をお願いします。ただし、対向車線にはくれぐれもご注意ください!!15121512鳥獣レスキュー【IBOあかぽっぽダイヤル】 080−2035−8078 / アイボ 2−37791512