2019年11月

中学校からの電話に、またバードストライクかと駆けつけると・・・

おそらくシジュウカラガンと思われます。

前日、扇浦でその姿が確認されていました。
なんとlocalカツオドリに威嚇されていたようです!

photo by Hayato.C

もう今年、父島にはインフルエンザが入ってしまいましたが、
鳥インフルエンザはまだ発表されていません。ご安心を。
ただし、うずくまっていたりしたら近づかないで連絡してください。


Thanks:小笠原中学校

【IBO鳥獣レスキュー】080-2035-8078(6時〜22時)
[IBO事務所]04998-2-3779(平日8-17時)

おが小5年仲良し組が
「奧村グラウンドの木の下に、オナガミズナギドリのヒナがいるー」
と、連絡をくれました。

 本当にオナガかなぁ・・・

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本当にオナガでした!!

「ボールを追っかけていったら、いたんだ」
「ちゃんと勉強したから、すぐ分かったよ!」

体は黒々、羽毛がまだうねっていて、羽軸のカスがこぼれる。
=まだ羽毛が生えそろわず、伸びきっていない、まったく日焼けしていない。

が、体重は420gもあるのに産毛が全然ない・・・
巣立ち個体の不時着第1号か?はたまた未繁殖の若鳥か?

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不時着個体から得られるdataはまだまだありそうです。

総合学習で一緒に学んだオオコウモリ&海鳥博士たち、実践ありがとう。

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Thanks:A君たち&小学校支援員のJちゃん、IBO研修生_R

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たいてい洋上はるか南東から迷鳥がやってくることが多いのですが、ほぼ直撃だった21号の場合は何も・・・通過から2日たって再び激しい雨。その後に続々といつもの海鳥たちが迷い込みました。

東京出港日を遅らせ、台風とすれ違うように南下してきた定期船おがさわら丸。
二見港でハッチを開け切る直前、ずぶ濡れで小さくなったアナドリが発見されました。まさに間一髪!


Thanks:「おがさわら丸」甲板員のSさん他

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台風19号の豪雨、21号の強風に叩かれた小笠原ですが、幸い父島では大きな崖崩れや道路の陥没等なくすみました。ただオオコウモリにとっては、熟し始めていたモモタマナの実が飛び、まもなくメインの餌種となるタビビトノキの葉が風に負けました。

不幸中の幸いか、台風後これまでのところアカガシラカラスバトもオオコウモリも保護はありません。オオコウモリ防除ハウスの応急処置に奔走していますが、もし破れたネットに絡まったり、迷い込んだりした個体を見つけた場合は早朝でもお電話ください!

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10月上旬休日の昼過ぎ、役場宿直の方から。
「南島ツアーの観光船から“海上でノスリを保護したのでケアできる人に連絡してほしい”ということなのですが、行ってもらえますか?」

発見者の方に伺ったところ、
「ずぶ濡れだが沈んではいなかった。が、いつもの海鳥とは違うと気付いて引き返した。たまたま鳥の扱いに慣れた人がいたので、カゴですくい上げた。

発見が早かった/ノスリだと気付いてもらえた/鳥の扱いに慣れた人がいたという幸運が重なって、この1羽は乾燥後に自力で野生復帰することができました。
「自然の脱落は自然のママに」が原則ですが、オガサワラノスリの1羽はたいへん貴重です。

島の研究者の方によるとこの夏巣立った若鳥。現場近くで他の個体や海鳥と争って落ちたか、母島から渡ろうとして力尽きた等が考えられるそうです。

ただし、ノスリは嘴はもちろん、その握力と鋭い爪とで掴まれると危険!!ネズミを常食しているので雑菌も心配です。決して真似はしないでください。


Special Thanks:観光船「B L」& Oさん

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