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先にハト対処法をご紹介しましたが・・・とうとう街中でこんなことが起きました。
(奇しくもIBO職員3人の家族が居合わせた、目の前で。)
名実ともに“世界自然遺産”になったということでしょうか。


オーナーが即「どうしたらいい?電気消す?」とハトの安全第一で対応。
直後に大きく飛んでドアに当たったものの、大神山へと帰って行きました。

 晴れた日はミラー効果で窓にメジロやハトがぶつかってくる。
 ハトは幻でなく庭や畑にやってくる、沢沿いでは道路を突っ切るもの。
 オオコウモリも属島だけでなく、畑や裏庭に来てしまうもの。
 春秋の曇った夜にはライト近くにミズナギドリが落ちてくるかも!

それを当たり前として、はてさてどう賢く付き合うか。
この小さな島が「世界の遺産」と認められて10年の今年、
彼らも含めた小笠原の「新しい日常」を考えていきましょう。

Special Thanks: 生協オーナーRS氏、スタッフの皆さん

IBO鳥獣レスキュー【父島】
 080-2035-8078(6時〜20時)
弱った鳥獣を見つけたら、お電話で場所、状況(生死)とお名前を!
その後は離れていただいて大丈夫です。もし路上の場合は、
雨や直射日光の当たらない路肩や木陰などに移してください。

またまたお休みしてしまい・・・申し訳ありません!
が、その間も島の生き物たちは活発に動いています。

 ミズナギドリの衝突〜不時着
 陸鳥ヒナの転落、
 バードストライク(夏季は圧倒的にトラツグミ)

ちょっと珍しく、半屋外のカフェテラスを突っ切ってスモークガラスに当たってしまったトラツグミ。
この陽射しのコントラストに目がくらんだのか、香りに誘われたか、、到着したときには、もう・・・。

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「もう鳥がぶつからないように、カラスの絵かいたよ!」
オーナーの息子さんが入口ドアに貼ってくれるそうです。ちょうど来店したベテランママがお手伝い。

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Thanks:曼荼羅カフェご家族とお客さま達、聖火リレーもばっちりWちゃん

弱った鳥獣を見つけたら、
まずは電話で場所、状況(生きてるor死んでる)とお名前を!
その後は離れてもらって大丈夫です。
雨や直射日光の当たらない路肩や木陰などに移しておいてください。

IBO鳥獣レスキュー【父島】
 080-2035-8078(6時〜20時)
人と野生鳥獣間の感染リスクを下げるため、手を触れずにお電話ください。

オオコウモリにとっては、待ちに待った
オガサワラビロウやヒメツバキが咲き始めました!


一方、ハトの方はまだ山も海岸林も餌が少ないようです。
このところ山よりも里山へ、街中へと現れていて、
とりわけ大きな建物へ迷い込む事例が相次いでいます。
(体育館、村民会館、民宿エントランス、農業ハウスなど)

東平にサンクチュアリができる前・・・私たちが
初めてアカガシラカラスバトの繁殖を確認したとき。
黒ポッポは日中ひとりで親を待つ間、
まだヤギもネコも徘徊する危険な林で
暗い岩の隙間にじっとしていたのを思い出しました。


ポテポテ歩いていると手で簡単に捕まえられそうですが、
彼らの瞬発力はすさまじく、当たれば骨折の危険があります。
翼が折れると野生復帰はできません。

もし、カラスバトが入っていたら・・・
「大きな声や、急な動作をしない」「じーっと見ない」
「取り囲まないで、みな同じ方向から観察する」 
これは毎年、3年生と一緒におさらいする
“野生動物との付き合い方、三原則”です。

そして、
1_出口(明るい方)を開ける。できれば周囲を暗くする。
2_ガラスに当たらないようにする(手前にカーテンや人を配置)。
3_後ろから静かにゆっくり、ゆっくりと追い出す。

困ったら迷わず静かに・・・後ろ向きでお電話ください!

Special Thanks:小笠原中学校&小学校、父島GV、
       母島村民会館スタッフの方々ほか

 IBO鳥獣レスキュー【父島】
 080-2035-8078(6時〜20時)
人と野生鳥獣間の感染リスクを下げるため、
手を触れずにお電話ください。

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奥村で目撃されたツグミ by SSママ

奇しくもこの日、父島メイン集落の東と西とで
それぞれ可愛い来客があったようです。
見つけた方からのメッセージも交えてお知らせします。

「最近めずらしい鳥の鳴き声を耳にすると思っていたら、
 先ほど、島で見慣れない鳥をみかけました!
 巣の材料?を探していたようです。
 もう1羽いました。つがいかな(^^)

 ・・・つぐみでした!
 あの鳴き声の正体はこの鳥だったのかも?」

*『フィールドガイド日本の野鳥』によれば
眉班、腹部、尾翼に赤褐色が多いと亜種ハチジョウツグミ

西端にあるGSガレージに迷い込んだのは、ツバメ。
毎年みられる旅鳥ですが、もしや巣作りの場所を・・・?
まだ小笠原では繁殖記録はありません。

こちらは『小笠原諸島〜伊豆諸島 ツバメの渡り調査』グループに
解析を託しました。剥製となってさらに生きてくれそうです。
ツバメの調査のHP http://oga-izu-swallow.jp/

昨年来、待望の連絡が入っていました!

皆さんに母島へ集まって頂けない状況の中、
オンラインという形で知ってもらい、
一緒に考えてもらった「オガヒワ」
今シーズンもその姿が属島で観察されたそうです。
 幼鳥も!

間に合った!!
お時間あるとき是非こちらを御覧ください。

https://www.islandscare.org/crowdfunding/