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1日に保護されたアナドリ。海へ戻っていきました。小笠原は大きくまとまった雲がかかり、けっこうな雨が続いています。今日は、ひさしぶりの気がする晴れ間。長持ちしない予報になっていますが・・・さて、どうなりますか。夏繁殖のアナドリの巣立ちまっ盛り。小笠原のおそい夏も、ようやく過ぎていきます。

Thanks Tomoko_san Sea-Tac

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季節柄・・? 早い更新が続いています。先日、台風12号通過後の海鳥センサスに行きました。夏繁殖のアナドリの巣立ちと重なるこの時期、先日書いたように、海鳥の繁殖規模に異変があった可能性の高い今年。自然の摂理とは理解しながら、1羽でも多く、乗り越えろよ! と、内心つぶやきながらの調査行きでした。さて、南島では「ところ」により明らかな運・不運が見られました。例年繁殖成功率の高いブロックで、営巣環境の崩壊などがあり、いつも風当たりが強いところで多くのヒナが生き残っていました。父島の中も同様で、局所的な大きな被害と、風がまるで通らなかったのでは?(風が風を防ぐ、偶然の風防が発生したのかもしれません)と思うような ところと、ずいぶんとかわった台風だったように思います。直撃と言える距離だったので、風向が時間により変わり続けたことも関係が深いと思われます。さて、長くなりました、台風をのりきってか、最中にとばされたか、そんなアナドリが運ばれてきました。羽色、太り具合などから、巣立ち直後の鳥に間違いなさそうです。さて、巣立ち時期の保護鳥は、回復率が大変に低く、本来自然においても、巣立ち期は、自然脱落の大きな関門です。これらの海鳥をレスキューする理由を考えるには、実は、大きな時間軸を持って、過去から遡り、現在を見る必要があります。このあたりのお話も、近々してみまししょう(さて、いつになることやら)

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台風で父島に迷い込み、保護されたガーコ、いやカツオドリを無事に放鳥しました。ご飯を食べて体力をつけ、怪我もないことが確認されたガーコ。お昼すぎに宮乃浜へ連れて行きました。すっかり透明度を戻した輝く景色。でも、裸で泳ぐ観光の方にはわからないかもしれませんが、少しヒヤッとする風。もう真夏ではないのだなぁ、と感じました。さて、ガーコくん。しばし、お家となっていたダンボールをよじ登るや、熱心に海と周辺を大観察しました。そして、大きく羽ばたいて・・・・・とはいかず、フワッと浜辺に降りると、波打ち際まで、モンローウォーク。少し佇んで、そのままwater in 。あとは、ハクチョウボートのように、足こぎで進んでは、すこし羽ばたき、ちょっと先へ着水。また、足でこいでは・・・・の繰り返し、兄島瀬戸手前まで進んだところで、ようやく落ち着いたのか、ドタバタ、あばれて、大・海水浴を開始しました。多くの海鳥の保護個体が、放鳥後に海水浴&羽繕いに熱中します。時には30分以上も。終わった頃には、浮力が大アップ。荷物を積んでいない船のように浮かび上がります。羽根の防水、保温能力などを取り戻すために必要なこの儀式ですが、知らない人は海鳥が溺れているように、見える場合もあるようです。特にカツオドリは、白いお腹を反転させて豪快にバタバタするので、はじめてみる人はビックリしてしまいます。さて、ガーコくん、羽繕いをしながら、ゆったり東へ流れていきました。

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27日の朝、父島扇浦から「ふだん見かけない鳥を保護!」との連絡を受けました。緑色の特徴的な足、まだ幼鳥ですがバンでした。周辺からも情報があり、25日にやってきた台風12号通過後から、親子連れが目撃されているようです。1990年代から、同じような幼鳥がたびたび観察され、父島への定着が疑われている鳥です。しかし、これまでピヨピヨサイズの明らかに飛翔能力のないヒナの親子連れは目撃されていません。・・・・・やはり、台風や低気圧等で時々とばされて、あるいは渡ってくるのでしょうか。残念ながら保護鳥は28日に死亡しました。野生動物にとって台風は、厳しいハードルです。観察されている親子連れには生き残って欲しいものです。

Thanks Yukino&Nori-san12

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今年生まれの元気な鳥です

台風12号襲来のどたばたの中で、ガーコこと、カツオドリが父島で保護されました。まだ、お腹のあたりが暗褐色で、今年生まれの若鳥です。実は今年、小笠原諸島では、多くの島々でカツオドリの巣立ち数が少なかった可能性があります。原因はわからず、未だ調査中ですが、今年生まれの貴重なガーコ。天候が回復したら、生き抜けよ!と念じつつ、海へ帰すことといたしましょう。

Thanks 明老会 HAGAsan