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青リングをつけたオガサワラノスリをみかけたら、
どうぞご一報くださいませ。

放鳥は、お昼に保護された農園にほど近い、八瀬川の河川敷で慣行しました!「ふたたび農園に行くことなかれ」と祈りつつ、念のために「放鳥後の追跡」と「出戻り確認」が出来るように「識別用の青リング」両足につけました(天然記念物なので小笠原村教育委員会に許可を得て実施)。いきなり低く飛び出すや河川敷芝地のテーブルにとまり、さらに低空飛行で、川を越えて藪の中に突っ込みました。「はたしてあんなんで大丈夫なのか?」「保護数日で太りすぎたか」「翼力がやはり低下していたか」と見守るメンバーをハラハラさせましたが夕方には、藪からいなくなっていました。(後日、島内で元気に飛んで姿が、何度も目撃されました)
今回のノスリの保護で、印象的だったことがあります。当研究所では、これまでも何度か猛禽類(オオタカ、ハチクマ、チョウゲンボウなどなど)の保護事例がありましたが、このオガサワラノスリ、まったく雰囲気が違ったのです。一言でいえば「猛禽類らしからぬ」「野生動物らしからぬ」つまり、驚くべき警戒心のなさであり、劇的な慣れのはやさだったのです。ノスリは内地のものでも、基本的に大人しいとはいえ、それは劇的だったのです(鳥に詳しい、石原先生も保護2日目にして、「ずっと前から飼っている鳥みたい!???」と驚かれたのでした)
もう、これは猛禽類ではなくて、「オガサワラオオコウモリ」や「アカガシラカラスバト」の習性(表情や反応も含めて)と、兄弟姉妹といった感覚だったのです。 あぁ、やはりオガサワラノスリも、この小笠原の、海洋島の生物なんだな、言ってみりゃ「島っこ」なんだなぁ と実感した保護事例でした。

Spcial THANKS 石原さゆり先生(NPOどうぶつたちの病院)、森本農園のみなさま、千葉由佳&勇人12THANKS 小笠原村教育委員会、小笠原支庁産業課、東京都鳥獣保護員、Yukino san&Kuu chan
※小笠原自然文化研究所は、東京都からの委託により、鳥獣保護法にもとづく傷病野生鳥獣の保護機関として、これら野生動物のレスキューを行っています。

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餌を覗き込む。
千葉さんの調査内容との照合によれば、
八瀬川流域で産まれた今年の巣立ち個体。

オガサワラノスリは石原先生に診て頂きながら、麻痺や疑われた神経症状らしきものも消えて、みるみる元気になりました。おそらくは一時的なショックによる衰弱で、順調に回復してきたところであろう判断されました。こうなると、つぎは放鳥への準備です。島にはフライングケージがありませんので、ラインフライトになります。石原先生ともご相談し、そのリスクと現在の良好な回復状況、保護してまだ数日しかたっていないことを考えるて、早期に放鳥すべし、との結論に至りました。

Spcial THANKS 石原さゆり先生(NPOどうぶつたちの病院)、森本農園のみなさま、千葉由佳&勇人
THANKS 小笠原村教育委員会、小笠原支庁産業課、東京都鳥獣保護員、Yukino san&Kuu chan、CHIKAKO
※小笠原自然文化研究所は、東京都からの委託により、鳥獣保護法にもとづく傷病野生鳥獣の保護機関として、これら野生動物のレスキューを行っています。

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保護2日目 両目がパッチリ開いて、止まり木も
しっかりつかんでいる。こう彩の色、クチバシの
色から若い個体である可能性大。

7月10日に父島知人の農家さんより連絡がありました。オガサワノスリを保護した!とのこと。数日前から、畑周辺をうろつき畑で飼われているニワトリの子供(いわゆるヒヨコ)を狙っていたようです。ところが、この畑の番人シチメンチョウに見つかって! なんと発見時には、シチメンチョウの足の下にいた模様。ヒヨコを捕獲せんと地上に降りて夢中になっているところに、タックルをくらった そんな状況が想像されます。とにかく、ペシャンコになって身動きしないノスリを当研究所に持ち帰りました。ノスリは左目が開かず、左翼や左足の脱力が心配されました。もしも、シチメンチョウに体重をかけられていたり、背部より足爪が入るなどしていれば、骨折などの内傷や感染症も心配されるところ。こうなると、いかに絶滅危惧種といえども野生動物専門の獣医さんがいない小笠原ではお手上げとなることろですが、今回は幸いにも別件の調査で長期滞在している石原先生(NPOどうぶつたちの病院)に全面的にサポートして頂くことになりました! さらに、長年、個体識別調査を実施している千葉由佳さん・勇人さんご夫妻の全面サポートも最強の布陣です。

Spcial THANKS 石原さゆり先生(NPOどうぶつたちの病院)、森本農園のみなさま、千葉由佳&勇人
THANKS 小笠原村教育委員会、小笠原支庁産業課、東京都鳥獣保護員
※小笠原自然文化研究所は、東京都からの委託により、鳥獣保護法にもとづく傷病野生鳥獣の保護機関として、これら野生動物のレスキューを行っています。

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はたして,南硫黄から飛んできたのだろうか?

GWの小笠原です.飛び石のせいでしょうか.ちょっとお客さんが少ないようで寂しいかんじです.空模様もいまいちで,4月後半から山の稜線はガスがかかることが多く,はやくも梅雨入りしてしまったかのような天気が続いています.そんな中で,今日はクロウミツバメの保護がありました.この鳥は,海鳥では珍しい小笠原固有種です.近年,繁殖が確認されているのは南硫黄島のみ.昨年,四半世紀ぶりに実施された調査で, 文字通り25年ぶりの繁殖が確認されました.調査は6月後半で繁殖後期と思われたので,今は彼の地で抱卵中の鳥が沢山いるのではないかと思います.実は4月後半より,ミズナギ類の不時着が続き,中には電線衝突で翼を骨折し死亡したものいました.このクロウミツバメは大きな怪我なしで一安心です.

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鳥とは思えない重々しさ.圧倒的な大きさ.
南の明るい空をバックに目を疑う姿でした.

4月21日より23日まで,聟島列島に鳥類調査に行ってきました.なんとそこで、「オオワシ」を確認.  まず21日に嫁島上空で,ついで22日には聟島と針之岩付近の海上を同一個体と思われる鳥が飛行しているのを確認しました.ここ10年近く,冬には聟島列島を中心に「オジロワシ」が出現するのが定番になっていましたが,さすがに「オオワシ」は初見参.大変に驚きました.また,猛禽類ではありませんが「オオルリ」も確認.聟島らしからぬ鳥見の世界にしばし興奮して戻りました.