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カツオドリ(左)の前で次々発進するオナガミズ
ナギドリ(中央)とシロハラミズナギドリ(右)

台風通過と、大時化が収まるのを待ってオナガミズナギドリと、シロハラミズナギドリを放鳥しました。そしてついに、カツオドリも放鳥することにしました。出戻り繰り返し生活を始めてから10日。台風前には丸2日に渡って外出もしました。建物や車のある父島集落近くでこれ以上のリハビリをするよりも、出戻り覚悟で海から飛ばすことにしました。戻ることが可能なように、ガーコにとってもおなじみの父島二見港の青灯台からの放鳥にしました。オナガミズナギドリやシロハラミズナギドリがあっさりと飛び立ちましたが、ガーコは羽ばたきは繰り返すものの、なかなか飛び立ちません。他の鳥に遅れること約40分あまり。島の子供数名も見守る中、10時43分ついに飛び立ちました。双眼鏡で二見湾口から外洋(北西)へ飛び出すのも確認されました。保護から50日以上、とりあえずガーコレスキューは一段落です。

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保護されたシロハラミズナギドリ

台風通過の前後に悪天候で不時着したオナガミズナギドリ2羽、シロハラミズナギドリ1羽が保護されました。頭部を強くうっている個体もありましたが、幸いどの個体も翼や足、嘴の負傷はありませんでした。大時化の海が落ち着くまで様子をみることにしました。

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保健所に強制避難中のガーコ

台風通過中。保健所のコンクリ部屋の外を吹き抜ける風の轟音に時々驚いていましたが、すぐに慣れました。高い所をつくってやると、すぐに登って落ち着きます。??
初めて見る方へ、ガーコとは、返還後に父島で一部の人に呼ばれたカツオドリの愛称です。戦前はオサドリが呼び名で、米軍統治時代の愛称はブベでした。

 台風接近の前日、27日の夕方5時。雨雲が次々と過ぎて、激しい雨がひっきりなしにきました。港では潮が高く、また、入りだした「うねり」もあって、岸壁が洗われそうなかんじでした。そのコンクリの上で、昨朝放鳥したオナガミズナギドリが再発見されました。雨が羽毛の中にしみ出しており、本格的に休養させることにしました。
 雨はドンドン強くなり、村内防災無線が台風情報を放送し始めて、いよいよ台風接近秒読みとなりました。夕方には雨雲もあってあたりはどんどん暗くなり、いよいよタイムリミットか、と思われた時、西町頭上を飛ぶカツオドリらしき影を発見。あとを追いかけると、おなじみの青灯台付近に数人の人。その数人に囲まれてガーコがいました。(青灯台での発見には複数の方から事務所へも連絡を頂きました。本当に、ありがとうございます)。媒島の繁殖地から落ちて漂っていた海上での命拾い、今回も事態を察しての帰還と、運の強さを感じさせるカツオドリです。急きょ、保健所スペースをお借りして(ありがとうござます!)、台風通過まで匿うことにしました。

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「箱から出すと、いきなり飛んだ!」

台風前の9月25日、悪天候の中、オナガミズナギドリの不時着個体が持ち込まれました。電線か建物にぶつかって脳しんとう状態のところを、ネコに襲われて血だらけでした。幸い大きな傷・怪我もなかったので、少々栄養を与えて、一晩安静にしました。台風接近前なので子育ての時期でなければもうしばらく安静にするところですが、まさにこの時期は食欲旺盛なヒナが待っているので翌朝放鳥しました。