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お休み中も餌はもらえるの

今日は曇天、霧雨の天候で、夕方ナベヅルのところに行った時に、ちょうど父島全体にガスが降りてきて、シトシト降り出した。この時期には、かなりデカめの2匹を含む12アノール、4ミミズ、雑穀を完食.デカアノールのパワーに、一度は取りそこね、あわてて大走りする瞬間もあった。それにしても、M農園をはじめアノールやミミズを集めて下さる皆様。本当に感謝します。ところで、明後日の13日から17日まで、このコーナーはお休みします。研究所スタッフが他の島へ調査に行くためです。残留する給餌見習いスタッフ?に、人の個体識別用の上着と、ちょっとした技(というか自然に出来上がったツルとの暗黙の了解?)を伝授して、給餌は継続します。可能であればupするかもしれませんが、基本的にはお休みします。少しの間、ごめんなさい。

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知らんぷりしながら見守って…

今日は、久しぶりのポッカポカ。海も1月とは思えない凪ぎで、船で出れば真っ赤に日焼けすること間違いなし。この陽気にお昼休み気合いを入れてアノール獲り。お気に入りの捕獲場所は、街路樹になっているタコノキ。葉っぱのすき間からひなたぼっこに出てきているのを狙いました。思い切りが大事だけど。トゲが刺さるとこれが痛い。そんな7アノールと雑穀を「今日のナベヅル」は食べました。
さて、今日は、みなさんにちょっとお話があります。年末に洲崎で行方不明になって以来、あらたに「町のはずれ」に出現し、どうやらそれが安定してきていることはお伝えしています。が、最近は地名を出していないことを、きっとみなさんもお気づきだと思います。ご想像のとおり、おそらくは年末の「賑やかさ」で、ツルは神経過敏になりました。今の状況で「また、こっちにいたよー」と人が集まると、今度はどこへ飛んでいくかわかりません。年末年始の観察からは、やはり自前のエサ獲りだけでは足りないようです。かといって、良かれや可愛さでエサをあげても、今では逆にツルのためにはなりません。九州では、はやいものでは1月の後半には北帰行が始まります。ここまでナントカ無事にきたツルですから、これからはなんとか無用なプレッシャーをかけずに「そっと知らんぷりをして」見守りたいと思うのです。どうかご理解下さいませ。
時期的にも、「今日のナベヅル」はしだいに佳境に入っていくものと思われます。これからは、ナベヅルの明日を占う、いろいろな状況についてもお伝えしていきます。

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町はずれのナベヅル

昨日は曇天ながら久々のべた凪ぎでした。今日は山にガスがかかり、霧雨がひっきりなしに降ってくるそんな一日でした.ナベヅルは昨日も、今日も町のはずれで見ることができました。昨日は4アノール+穀物.今日は3アノール+穀物で、写真のように、給餌をする私を認知して近づいてくるのですが、以前はまったく気にしなかった車のドアの開閉の音、エンジン音、人影に明らかに毎度動きを止めて反応するようになったのは、年末からの明らかな変化です。こんな具合なので、年始の再発見からはずっと一人で、11月当初の給餌開始時期のように接しているのですが、昨日と今日、距離を開けて2人で行ってみたところ、落ちつかず明らかに警戒している様子です。この変化は毎日見ているから比較でわかる部分が大きいのですが、人がほとんど近づかないこの状況を維持することが大切になっています。

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つかのまの平安

雲はあるも晴天。ひさしぶりに日なたはポカポカ。アオリイカ釣りのシーズンもいよいよ本格的に開幕。学校を引けた子供が自転車連ねて海へ向かう。夕日が傾きその子供達がかえる頃、仕事が終わった大人がバケ(エビの形の疑似餌)と竿を持ってやってきます。ところで、今がピークのナベヅル死亡説の大きさは、その分だけ、ちゃんと見分けていた人が以外に少なかったことを表していますが、影武者のようなアオサギの死のせいか、最近は忘れられて平安な日々が戻りつつあるナベヅル。今日は、ひっさびさのM農園の大きい6アノールに興奮気味。雑穀も食べました。

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生きていますよ!

荒天につぐ荒天のお正月休みが終わりました。島の中では、官庁などを中心に仕事再開もあれば、マリンレジャーや山歩きガイドなどの観光関連業や商店などのように、今日からようやくお正月休みといった人たちもいます。さて、ナベヅルですが、今日は町のはずれで見ることができました。この季節、日増しに貴重品になる3アノールを平らげ、雑穀も頂きました。体調など悪そうなかんじはありません。今日は人気もなく安心したのか、久しぶりに羽づくろいをしているところを見れました。二見湾で オオセグロカモメとおぼしき鳥が飛んでいました。小笠原もいよいよ本格的に冬突入です。年末28日の船便で今季のインフルエンザが父島に上陸したとのこと。まだこれらからのようですが気を付けましょう。また1月2日にお伝えしたアオサギ死亡は、父島でナベヅル死亡説となって猛威を振るっているようです。あの後会った人には話したんだけれどもなー。島ではあんまりHP読まれていないってことなのね。死亡説は今がピーク。