最新情報

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海面を飛ぶキョウジョシギ

今、父島の平地には、キョウジョシギ、イソシギ、ムナグロ(夏・冬羽のまだらで面白い)などが、ポツポツと見かけられています。そう言えば、今朝は父島清瀬でホトトギスの声を聞きました。直前で大きくそれて、ホッと一息の台風12号ですが、これからも、いろいろな置きみやげが見つかるかもしれません。
また、昨日の朝からウスバキトンボの大集団が、海を越えて小笠原諸島周辺にも到達した模様。町中、山中、海の上もトンボだらけになりました。まだまだ、泳ぎ放題で、夏真っ盛りに見える小笠原ですが、影絵のように緩やかな季節の移ろいを、毎年、死滅回遊を繰り返すトンボ達に知らされた気分です。

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小さな小さな水たまり
から離れない1羽。父島 

父島では、先月より何羽かのセイタカシギが居着いているもよう。でも、だんだん少なくなっていくようです。相次ぐ台風の影響で、数羽から数十羽程度の集団が、小笠原諸島周辺に流されたのでしょうか。陸地を見つけられた時点で、すでに消耗しており、つぎつぎに数を減らしてゆくように見えます。ちょうど母島からの1羽が行き倒れているとの情報が入りました。

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ケージの中で、まだ うつろ な メジロ

早朝、建物衝突が疑われるメジロが運ばれてきました。地面でヨロヨロしており蟻が集まっていたそうです。集落の集合住宅域内だったので、ほっとけばネコに見つかったことでしょう。重傷(脳への影響がないか)、水のみを与えて少し様子を見たところ徐々に回復。後遺症なしと判断して夕方、放鳥しました。

Thanks やまちゃん & SON

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長く続いて欲しいこの天気。
頑張れ小笠原高気圧(今年は、どこ?)

ここ数日、やっと小笠原らしい「べた凪」続き。毎年常連の旅鳥キョウジョシギが、はは丸岸壁や、前浜(父島)で群れていました。

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ヒナがかえると親鳥は大変、雌雄ともに海へ出て、餌
をヒナに運びます。無事にヒナが待っていますように。

父島扇浦より「海鳥不時着」の連絡がありました。行くとすでに”ダンボールに入れられたオナガミズナギドリ”が待っていました。人工灯りに寄せられて建物に衝突したもよう、大きな外傷はなく、半日様子を見ましたが脳などへの障害もなさそうなので、夕方に灯りの見えない海岸から無事に放鳥しました。今は子育ての真っ最中。多くの島々の穴の中で、ふ化して間もない白い綿毛に包まれたヒナが親鳥の帰りを待っているはずです。

Thanks HOTELホライズン