最新情報

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フリゲートの名のごとく、
悠然と飛びすぎる。   

5月15日 「今おいで!」いつも鳥情報ではお世話になっているYUKARIさんから携帯に電話があったのは、雨続きのGWが開けて、ド快晴が5日も続いた5月15日の昼時でした。前々日に聟島列島のアホウドリ類調査から帰ったばかり私にも、その鳥の群を抜く翼開長、雄志は燦然と輝くものでした。父島二見漁港の上空をコングンカンドリの幼鳥と思われる(翌開長、白班より)怪鳥が、旋回を繰り返していました。その後、数日湾内に姿を見せて、コグンカンは足り去りました。

Thanks アイッパラ?号、トミヤンクン

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ムナグロ(左)、ツバメチドリ(中央)、キョウジョシギ(右)

5月5日 父島は奥村グランド。キョウジョシギに、ツバメチドリに、ムナグロにと。さらに写真はありませんが、アオサギ、アマサギなんかも姿を見せていました。ムナグロも、キョジョも夏羽にかわる真っ最中。けっこう個体によってバラバラでおもしろかったです。

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元気よく飛び立つオナガミズナギドリ

5月5日はこどもの日。久しぶりのまぶしいほどの青空で、父島でも「こども祭」なるものがお祭り広場で開催されたようです。さて、珍しく毎日更新していますが、そう、毎日やってくるのです。鳥が。大きな白壁のある施設に迷い込んだオナガミズナギドリ。幸いにも外傷もなく、昨日の夕方になりますが海面を力強く走って、戻っていきました。

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ここはどこだ? はやくかえりたい・・・
byシロハラミズナギドリ

今日も朝から、オナガミズナギドリが来ました。ちょっとはやめの梅雨入り気配。この曇天・雨、ガス陽気が、いっそう夜間(外灯のある集落地)への迷い込みを誘発しているようです。無人島への不時着ならば、なんてことはないのだが、ここは車も、ネコも闊歩する世界。鳥にとっては大都会に迷い込んだも同然です。勝手がわからず、ヘタクソなヒョコヒョコ歩きで道路を横断したり、あるいは道路の真ん中でうずくまったり・・・。「鳥に国境はない」とはホント良く言ったものですが、野生動物には、人の世界(町も農園も道路)も、自然の世界も区別がありません。誘われれば迷い込むし、楽チンであれば、さらに何度もやってくる。区別して見ているのは人の方。人の世界ゆえに起きたことの解決には、人の知恵が必要です。

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いっちょ前に頭を掻いているイソヒヨヒナ。

降ったり止んだり、なかなかお天気に恵まれないGW。ちょっと残念。しかし、しかし、レスキューは例年のこの時期のごとく、ひたすらフル回転でござまーす! GWに入り、オナガミズナギドリ5羽、シロハラミズナギドリ4羽、メジロ・・・などなど大賑わい。外では、イソヒヨドリのヒナがまさに、ハイハイであたりを闊歩する時期。「誘拐(誤保護)されるなよ!」「うかつに地面に降りてネコに喰われるなよ!」「コンテナな工事配管なんかに巣をつくるなよ!」と気になりながら通りすぎます。ビジターセンター(BIO)で頑張ってくれたのでしょうか? 今年は今のことろ観光客による誤保護がほとんどありません! 素晴らしい。