最新情報

大変 ごぶさたしてしまいました。ごめんなさいませ。2013年もかわらず、いろいろなレスキューがありました。これから、情報アップを再開するとともに、過ぎ去り日のトピックも少しずつご紹介いたします。どうぞよろしく。

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本年もよろしくお願いしたします。

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写真は12月21日に父島八瀬川で撮影されたもの。
コハクだと思うが・・・遠くでイマイチ不明瞭。
(by Maruyama)

今年も、残すところあと 十数時間となりました。父島は雲が厚く、強い風も吹いています。当研究所にとって2012年は「オガサワラヒメミズナギドリ年」となりました。このコーナーでリアルタイムに紹介していた積年の謎の鳥。2012年に新しい和名の海鳥として、鳥類目録にのりました。よくぞ絶滅しないで生き延びたものです。しかし、年の瀬のせいか・・・歳のせいか・・・考えてしまいす。小笠原の海も島々も、空も、他の生きもの達も、この小さな海鳥のこと、ずっと昔から知っていたはずだ・・と。2012年に彼らに名前をつけた。人間が描く・・? 認識する地球儀に、ようやく彼らの存在を記した。そのことの意味をしばし考えてしまうのです。現在、小笠原の島々で、オガサワラヒメミズナギドリ調査を展開中です。また、来年、このコーナーでも新しい情報を提供できるようにがんばります。
話しはかわりますが、12月にハクチョウの目撃例がありました。父島八瀬川付近です。今年は、11月頃から低気圧が強く、また12月に入ったら・・寒い寒い! 大陸からの寒気が張り出す冬になりそうです。そんな猛烈な寒さに見廻れた冬には、きまって南の島に場違いな珍客が姿を現します。ハクチョウはその後、どうなったのでしょうか。どなたか目撃しましたら、ぜひ情報をお寄せ下さい。あ、ハクチョウを見つけても絶対に餌はやらないようにね! 年末年始の寒波がすぎたら・・・湾内にカモメ類が!?  なんてならないと良いのですが。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いしたします。

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本日の周辺属島の海鳥調査において、オナガミズナギドリの巣立ち(モニタリング巣の全数)が確認されました。わずかな居残りの可能性はありますが、基本的に2012年シーズンのオナガミズナギドリの巣立ちは本日で完了と考えてOKです。 クリスマスイルミネーションのライトダウンや、不時着鳥の回収でご協力頂いた島のみなさま、本当にありがとうございました。オナガミズナギドリが運ぶ小笠原のクリスマス! ようやく到来です!!

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あまりにも見事なデザインパーマ、
もとい頭頂産毛

11月中旬より始まった、2012年のオナガミズナギドリの巣立ちは、9日,10日(おそらく明日まで)と続く、低気圧の通過にあわせてピークを迎えています。
クリスマスイルミネーションのライトダウンにご協力頂いている皆様、ご協力に心より感謝いたします。あともう少しだと思います。あと、もうちょびっと、どうぞよろしくお願いいたします。さあ、そんな巣立ちを象徴する(クチバシの届かない頭頂部に産毛を残した)巣立ち鳥が保護されました。車にも、ノラネコにもやられずに無事です。ライトダウン、ネコの室内飼養の悪戦苦闘、事故防止パトロール、来年は、それぞれの暮らしの中の努力にこたえる「オナガミズナギドリの巣立ち!!」のファンファーレ! 考えたいと思います。