最新情報

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父島で夜間激突により死亡した個体

オナガミズギドリについで小笠原諸島で目にすることの多いミズナギドリです。体長は30cm、翼を広げると70cm程度とオナガミズナギドリより二回り小型です。冬から初夏にかけて海上で良く目撃され、特に初春から初夏にかけては、父島や母島に夜間不時着することもあります。翼の上面には不明瞭なM字模様、翼下面は白く翼角から内側に斜めの太い切れ込み線が入り目立ちます。気性が激しく人にも細長いクチバシで噛みつくオナガミズナギドリと正反対で、大変におとなしく恐がりですが、黒く太いゴツゴツしたクチバシをしています。過去の知見から小笠原諸島・硫黄列島で繁殖するとされていますが、近年の実態は不明です。

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オナガミズナギドリ

突然終わった「今日のナベヅル」でしたが、多くのメールなども頂き、島内外で小笠原の鳥に関心を寄せている方が大勢いることに、すこしビックリしました。そこで、相変わらずの気まぐれ不定期操業ですが、当研究所に持ち込まれた「小笠原の鳥たち」の情報を、時々このコーナーでご紹介していこうと思います。
今日は、春時期にはるか南から、小笠原にまで繁殖にやってくる海鳥「オナガミズナギドリ」です。夜、活発に活動し、光にあつまる性質があることから、父島、母島などに不時着することも多いのです。小笠原は繁殖地の北限にあたると考えられていますが、日本で繁殖するオナガミズナギドリに関しては詳しい生態などは、明らかにされていません。

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2003年1月21日

前日と続きのアップです。

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2003年1月21日

2003年1月21日 を続けて2枚紹介します。
いよいよ、写真もなくなってきました。本観察中の最大望遠での映像です。頭部と足です。なにやら怪しげな雰囲気になってきましたが、最大アップをお送りします。これでも個体識別用にはならないと思いますが、とにかく情報は出し尽くたいと思います。
★このコーナーについて
2002年11月から2003年1月末まで小笠原諸島の父島で1羽のナベヅルが観察されました。しかし、2月上旬に姿を消した後、これまで再発見の情報はなく、ナベヅルは、現在はすくなくとも父島周辺にはいないと思われます。標識装着等していないので個体識別は困難ですが、本格的なナベヅルの北帰行の時期を迎え、これまで紹介していない過去の情報(写真)を、現在公開しています。

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2003年1月17日 父島西町でのナベヅル

このころ、数日間、給餌係をバトンタッチした。同じ色合いの雨具と、同じ場所(適当な遠方)への停車、ゆっくり動作、低い姿勢など、まぁいわゆる基本事項ですが、特に驚かすことなく、給餌を続けることができました。
★このコーナーについて
2002年11月から2003年1月末まで小笠原諸島の父島で1羽のナベヅルが観察されました。しかし、2月上旬に姿を消した後、これまで再発見の情報はなく、ナベヅルは、現在はすくなくとも父島周辺にはいないと思われます。標識装着等していないので個体識別は困難ですが、本格的なナベヅルの北帰行の時期を迎え、これまで紹介していない過去の情報(写真)を、現在公開しています。